イエローカードをもらうことがあってもレッドカードをもらうことは、サッカー人生を通してみても稀でしょう。退場処分は出場機会を奪われる上にチームにも迷惑が掛かります。今回は退場処分を意味するレッドカードについて紹介していきます。
レッドカードとは
レッドカードとは、サッカーの試合で悪質なプレーを行った選手に主審が提示する赤いカードのことで、退場処分を意味します。警告を意味するイエローカードを2枚もらうことで退場処分となり、レッドカードが提示されます。
またレッドカードを受けると次の試合が出場停止になります。あまりに悪質な場合には数試合の出場停止処分となります。
退場処分となる行為
レッドカードが提示される条件は以下の通りです。
・意図的にボールを手または腕で扱い、相手チームの得点または決定的な得点の機会を阻止する(自分たちのペナルティーエリア内にいるゴールキーパーを除く)。
・フリーキックで罰せられる反則で、ゴールに向かっている相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する(下記の「得点、または、決定的な得点の機会の阻止」に規定される “警告”の場合を除く)。
・著しく不正なプレーを犯す。
・相手競技者またはその他の者につばを吐く。
・乱暴な行為を犯す。
・攻撃的な、侮辱的な、または下品な発言や身振りをする。
・同じ試合の中で二つ目の警告を受ける。
レッドカードは10試合に1回
冒頭でも話した通り、レッドカードはあまりお目に掛かれません。2015年のJリーグのデータでは864試合中83回(内24回が一発レッド)となっています。10試合に1回程度しかありません。また決定機を阻止するためなのかDFの選手が多くもらっているようです。
監督などのチーム役員は退席処分
少し混同してしまいがちですが、競技者以外にはレッドカードを提示しません。しかし退席を命じることができます。監督やコーチ、スタッフなどがテクニカルエリアを飛び出して抗議することなどが退席処分の対象となります。
レッドカードで一発退場の事例
レッドカードの判定は誰が見ても・・・というのが多いので、特に事例を説明する必要はありません。手を使う・殴る・蹴るなどですから紳士とは程遠い行為ですよね。
真剣だからこそ
レッドカードを受けることはチームにとってデメリットでしかありませんが、戦う気持ちの表れともいえます。そういった意味では見習うべきところもあるかもしれませんね。