サッカーにおけるポストプレーは、攻撃におけて重要な役割となります。ポストプレーというのは、そもそもどんなプレーなのか?ポストプレーの役割とは何か?について解説していきます。
ポストプレーとは
ポストプレーとは、主にフォワードの選手が実施するプレーですが、背中から相手選手の接触を受けながらパスを受け、背後の相手にボールを取られないよう体を使ってブロックし、味方にパスを送ることです。
基本的には相手を背にした状態でボール受けることになるのでポストプレーを得意とする人、もしくはポストプレーをこれからやってみたい人は強靭なフィジカルが大切です。
ポスト(Post)は英語で柱という意味ですね。相手守備陣内で、まさに柱のように攻撃の起点となるべくパスを受けてさばくということになります。
ポストプレーの主な役割
ポストプレーと簡単に言っても場面によって役割があります。
- 相手が背後にいる状態でフォワードがボールを受けて味方の上がりを待つために、ボールをキープし時間を作る
- ゴールに背を向けた状態でパスを受けてダイレクトで味方にパスを行い決定的場面につなげる
- ディフェンスからの縦パスを受け、攻撃開始のスイッチとなる
ポストプレーで求められる能力
常に相手を背にした状態でボールキープやパスを行うのでポストプレーを行う選手、すなわちポストプレーヤーには多くの能力が必要です。
- 相手ディフェンダーに体をぶつけられても屈しない強靭なフィジカル
- どんなボールでも正確にトラップできるボールコントロール技術
- 広い視野で周囲の状況を把握できる能力
日本人でポストプレーに長けている選手
ここまでの内容だと身長が高い筋肉マンのような選手しかポストプレーはできないのかと思われがちですがそんなことは一切ありません。もちろん身長が高い方がポストプレーヤーとしては有利ですが、他の能力次第で逆転することは大いにあるのです。
実際に体の小さい選手でもポストプレーヤーとして世界で活躍している選手は数多くいます。
日本で有名なのは大迫勇也選手や岡崎慎司選手です。両選手ともに体が特別大きいわけではありませんが、世界の有名リーグで堂々とポストプレーを実践し観客を魅了してきました。両者に共通している部分は、「体の使い方が上手い」ということです。
「相手とボールの間に体を入れ相手の足が届かない位置でボールをキープする」
「ボールが来る前に自分の体を相手にぶつけてバランスを崩させる、その後すぐにボールを受ける」
「素早い動き出しで相手から離れたところでポストプレーを行う」
など体が小さくても工夫次第で強靭なディフェンダーに勝つことができるのです。
まとめ
ポストプレーはとても有効な手段であり、攻撃の起点を作るという意味では絶対に欠かすことができません。
フィジカル・ボールコントロール・そして一番大切な体の使い方をマスターしてチームに欠かせないポストプレーヤーになりましょう。