サッカーのアシストの定義はご存知ですか?
アシストを知らない人はいないと思いますが、正確な定義まで知っている人は少ないのではないでしょうか?今回はアシストについて紹介していきます。
実は公式記録ではない?!
アシストとは得点する直前のラストパスのことを指しますが、実はJリーグの公式記録では採用されていません。公式記録にはありませんので、正式な定義もないということになります。
一般的な大体のイメージ
とはいっても、ゴールにつながるラストパスは高い価値がありますので、観ている人の主観が入っていたとしても、ある程度の判断基準は必要になると思います。ざっくりとは以下を満たすものがアシストになります。
・得点の直前に行われたパス
・得点者はツータッチ以内
得点者がドリブルなどした場合にはアシストとは考えないのが一般的です。
アシストは目立たない
これもよく言われることですが、ゴールの方が注目されることが多く、アシストは目立ちません。通常はゴールした選手がパフォーマンスしたり大喜びするので、テレビでもそちらを優先しますね。どんなに素晴らしいアシストした選手でもゴールした選手より大げさなパフォーマンスをしては「・・・は?」ってなります。これは難しいところですね。
アシスト王はテクニシャンが多い
アシストを重ねるためにはFW(フォワード)の決定力ももちろんですが、精度の高いパスが絶対的に必要です。相手DFが密集しているゴール前にセンタリングするためには、ピンポイントで味方選手の頭に蹴らなければなりません。スルーパスには飛び出してくるGK(ゴールキーパー)より先に味方選手が触るような絶妙なボールタッチが必要です。アシストできる選手はボールコントロール技術に長けているテクニシャンといえるでしょう。また攻撃的なポジションにいるFWやMF(ミッドフィルダー)が得点を演出しやすいポジションになります。
アシストのインセンティブもあるといいのに・・・
サッカーには様々なインセンティブ(報酬)があります。メジャーなところでいえば勝利給(勝てば○○万円)がありますし、ゴールに対してのインセンティブもあります。ですが、アシストは聞いたことがありませんね。まあ無駄に報酬欲しさにパスをつなぐかもしれないことも考えると経営側としては出したくないのも分かります。さらにミスでもしたら目も当てられないです。
でもしっかりした評価制度を整えることも大事ですから、そのくらいはあげてもいいのになぁとも思いますよね。