GK(ゴールキーパー)と言えば、皆さんはどのようなイメージですか?サッカーでは唯一の手が使える選手で、ゴールを守る役割を持つ非常に重要なポジションです。
今回の記事はGK(ゴールキーパー)についての解説です。
目次
GKとは?
GK(ゴールキーパー)とは、サッカーで唯一ペナルティエリア内でのみ手が使えるポジションでゴール前で守っている選手です。一般的には単にキーパーといわれます。相手の強烈なシュートを手や足、時には体全体で防ぐ最後の砦ともいえるポジションなので、重要度も高く、他の10人とは全く異なるトレーニングが必要です。
GKの役割
GKはGoalKeeperの略で、手や脚はもちろん体全体で相手のシュートを止めることが主な役割です。近年ではビルドアップに参加することや試合終了間際のセットプレーに攻撃参加することがありますが、それほど頻繁にあるわけではありません。
また常にフィールド全体を見渡せる位置にいることから味方に的確な指示を出すことが求められます。それは守備に限らず攻撃面でも指示できる部分は指示をだします。
GKに必要なテクニック
GKに必要なテクニックは間違いなく手でボールを自由に扱えることでしょう。敵のシュートはキャッチかパンチで対応することになりますが、どちらでもしっかりと止められるようなトレーニングが必要です。他の10人とは異なり、専門性の高いポジションですので、個別のトレーニングが必須で、そのためのGKコーチ・指導者がフィールドプレーヤーとは別につけることが理想的です。
ロングキックの精度
足でボールを扱うことの少ないGKですが、その中でもロングキックは試合中でも多くすることになります。ゴールキックもできればGKが蹴りたいところですし、ビルドアップやボールクリア時に前線にフィードすることもあります。味方の頭に合わせる、空いているスペースを見つけるなど、狙ったところに蹴ることができる正確なロングキックはチームにとっって良い武器になります。
GKに必要な資質
GKは他の10人とは異なる資質が必要です。そもそも足でプレーしたりフィールドを走り回ったりしないわけですから当然です。いくつか取り上げてみたいと思います。
身長
背が高いことはGKにとって大きなアドバンテージです。単純にゴールを守る表面積が大きいわけですし、手や足も長い場合が多い。ハリルホジッチ氏も「GKは190センチ以上」なんていっているようですが、それだけGKの資質を左右する要因であることが分かりますね。
ジャンプ力
一般的にジャンプは垂直方向の跳躍を意味することが多いのですが、GKは水平方向にもジャンプします。瞬時に横に飛ぶことで速いシュートもブロックすることができるのです。その際に地面に体の側面から落ちることになるので、受け身がしっかりとれるようにトレーニングしておくことも重要です。
反射神経
速いシュートに対して素早くボールの軌道に入って守らなくてはなりません。シュートに反応する反射神経はGKに必須な資質です。
相手の足元に飛び込む勇気
フィールドプレーヤーが足でボールをコントロールするのに対して、GKは手を含めた体全体で抑えに行きます。相手に蹴られることは日常茶飯事ともいえるので、痛みを恐れずに飛び込む勇気がGKには必要です。
どれも一朝一夕で身に付けられそうにないものばかりです。なろうと思ってもなれないのがGKというポジションかもしれません。
最大の見せ場はペナルティキック
普段あまり注目されることのないGKですが、相手にペナルティキックを与えてしまった時は最大の見せ場です。決められて当たり前、止めたらスターというローリスク・ハイリターンなわけですから、GK個人から見たらチャンスそのもの。PK戦なんかはチャンスの連続ですね!(GKの人に怒られそう・・・)
最後に
GKについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。他のポジションとも比較してみて、違いを確認してみましょう。
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