サッカーボールと言えば、白黒で六角形のパネルを合わせたもの(テルスター)をイメージしますが、現在ではほとんど見かけませんね。1970年代の白黒テレビでも視認性が高いため採用されたと言われていますが、時代とともにデザインが変わってきたのです。
今回はサッカーボールについて紹介していきます。
目次
サッカーボールの種類
白黒サッカーボールにはテルスターというブランド名称があるように、サッカーボールには名前がついています。それぞれの特徴とともに紹介していきます。
ERREJOTA(エレホタ)
2016シーズンのJリーグ公式試合球に採用されたサッカーボール。
2015年公式試合球のコネクト15同様、6枚、均一形状パネルにより構成されています。これによって、ボールバランスと飛行安定性が向上しています。さらに、表皮構造に改善を加えることで、キック時やリバウンド時のグリップ力を強化しています。また、ブロッキングデザインによって飛行時の視認性を高めています。
Brazuca(ブラズーカ)
2014年ブラジルFIFAワールドカップで採用された試合球。ブラズーカはブラジル人の間で国の誇りを表す言葉だそうです。
FRACAS(フラカス)
フランスで開催されたEURO2016の決勝トーナメントで採用されたサッカーボールで、フランス語で「騒動」を意味しています。ボールバランス、飛行安定性が向上。キック時やリバウンド時のグリップ力を強化。またブロッキングデザインによって飛行時の視認性を高めています。ちなみにグループステージではBEAU JEU(ボー ジュ)というボールで、意味はフランス語で美しいゲーム。
サッカーボールの種類により戦術が変わることがあります。大きさや重量、気圧が同じでも、素材や構造が異なるとキックの質も変わります。公式試合を意識するならトレンドにあわせたボール選びも必要になってくるでしょう。
サッカーボールの大きさと重さ
サッカーボールの大きさは、種類が異なっていても規定があります。また大きさには年代ごとに異なっており、3~5号球までが一般的です。
Jリーグ規定
・外周は、70cm(28インチ)以下、68cm(27インチ)以上
・重さは、試合開始時に450g(16オンス)以下、410g(14オンス)以上
5号球
標準の大きさ。プロ公式および中学生以上の大きさ。
・周囲:68~70cm
・直径:約22cm
・重量:410~450g
4号球
小学生用の大きさ。
・周囲:63.5~66cm
・直径:約20.5cm
・重量:350~390g
3号球
小学生とくに低学年用の大きさ。
・周囲:58~60cm
・直径:約19cm
・重量:300~320g
その他
1号球・2号球もありますが、サインボールやリフティング用として利用されています。
試合球・検定球
サッカー協会の競技規則でもある通り、サッカーボールは厳正な審査を通ったものでなければ試合で使われることはありません。
すべてのボールは、FIFAや各大陸連盟の主催下で行われる公式競技会の試合において、 次のいずれかを付けていなければならない。
・FIFAクオリティプロ
・FIFAクオリティ
・国際試合ボール基準
上記のロゴが記載されているボールは検定球として国際試合で利用されます。その他に日本独自のJFA検定球があります。
サッカーボールを購入する際には検定球かどうかは重要なポイントになると思います。価格も高くなりますが、その分しっかりとして品質なので安心です。