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アドバンテージをとってプレーオンにするジャッジの難しさ

オン・ザ・ピッチ管理人
アドバンテージをとってプレーオンにするジャッジの難しさ

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サッカーでは競技規則をもとに試合が円滑に進むようレフェリーが笛を吹きます。時にはミスジャッジをすることもあり、選手や監督にキレられることもしばしば。しかし90分間の試合中に幾度となく繰り返され迫られるジャッジを100%正確に行うことは非常に困難です。今回はその中でも特に難しい判断となるアドバンテージプレーオンについて解説します。

 

プレーオンとは

プレーオン(Play On)とはファウルがあった際にアドバンテージをとってプレーを継続させること、またはレフェリーによるその指示・合図・掛け声です。アドバンテージ(Advantege)とは、ファウルを受けたチームがプレーを継続したほうが有利な状況のことを指します。

アドバンテージの簡単な例としては、守備チームのフィールドプレーヤーの手にボールが当たったが、そのままゴールに入った場合があります。通常はハンドとなりペナルティキックやフリーキックになりますが、ゴールを認めたほうが攻撃チームにとっては有利なので、得点が認められます。逆にファウルしたチームが有利なジャッジになっては、ファウルしたほうが得ということになってしまいますからね。

ゴールに限らず得点や攻撃のチャンスであれば、レフェリーはアドバンテージを認めなければなりません。

 

流すか止めるか

そのためファウルがあってもすぐに笛を吹くのは良くありません。ファウルがあった後のボールをどちらが保持しているかや、選手がプレーを継続しているかなどを見てジャッジをします。ファウルを受けた側のチームがボールを保持してプレーを継続していれば基本的にプレーオンで問題ありません。

ファウルを流すのか、ファウルを取ってプレーを止めるのか、レフェリーには慎重な判断が求められます。

 

プレーを遡る

ファウルを受けたチームがボールを保持しプレーを継続しようとしたが、すぐにボールを奪われた場合もプレーを遡ってファウルをとります。アドバンテージを取るつもりでファウルを流していても、1プレーか2プレーの間は遡ってファウルをとることができます。このあたりのジャッジが非常に難しいところなのですね。

 

『プレーオン』と『ノー』

アドバンテージを認めたとき、レフェリーである主審は「プレーオン!」と言います。ファウルがあったことを認めつつもプレーを続けてもいいよという意思表示になります。似た言葉に「ノー」があります。ファウルはありませんよ、続けなさいという意味です。どちらもプレーを継続するように促す言葉ですが、ファウルがあったのかなかったのかは大きな違いです。レフェリーとしてちゃんと見ているのかどうか示す上でも使い分けられるようにしておくべきですね。

 

レフェリーのシグナル

advantege

アドバンテージ

違反や反則があり、反則をしていないチームがアドバンテージによって利益を受けそ うなときは、プレーを継続させる。しかし、予期したアドバンテージがそのとき、ま たは、数秒以内に実現しなかった場合は、その違反や反則を罰する。

 

警告や退場処分となる反則に対して、主審がアドバンテージを適用したとき、この警告 や退場の処置は、次にボールがアウトオブプレーになったときに実施されなければなら ない。ただし、決定的な得点の機会の阻止と判断される反則がありながらも、主審の判断 によりアドバンテージが適用され、その結果として得点となった場合、その反則を犯し た競技者は反スポーツ的行為で警告される。

 

明らかな得点の機会を除き、著しく不正なプレー、乱暴な行為、または2つ目の警告とな る反則を含む状況では、アドバンテージを適用すべきでない。主審は、次にボールがアウ トオブプレーになったとき競技者に退場を命じなければならないが、その競技者がボー ルをプレーする、または、相手競技者に挑んだり妨害した場合、主審はプレーを停止し、 その競技者を退場させ、間接フリーキックでプレーを再開する。

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