サッカーでシステムという言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。チームのフォーメーションや役割を表していますが、現代のサッカーでは大きく3つのシステムがありますので、紹介していきます。
※今回はフォーメーション=システムとしています。
4-4-2
DF4人、MF4人、FW2人で構成されるシステム。DFはフラットになり、ラインを形成します。MFはフラットにする場合とダイアモンド(ひし形)にする場合とボックス(箱型)にする場合があります。サッカーコート上にまんべんなく選手が配置されていて、攻撃・守備ともバランスの取れているフォーメーションともいえます。
4-3-3
DF4人、MF3人、FW3人で構成されるシステム。4-1-2-3や4-2-1-3などとも言われます。FWが3人となる攻撃的な布陣であり、そのうちの両サイドを切り崩すウイングを使ってコートを広く攻めるのが大きな特徴です。MFの3人は中盤をコントロールする役割を持ちます。ボランチを二人にするか一人にするかで、さらに細かい戦術が分かれてきます。
3-5-2
DF3人、MF5人、FW2人で構成されるシステム。フィリップ・トルシエが日本代表監督になった時に採用された「フラット3」は有名です。DFが3人となり両サイドにスペースが生まれますが、5人のMFでカバーしつつ、攻撃時には中盤を支配できます。
その他
4-5-1も一般的になっています。4-2-3-1などとも言われます。中盤でボールを回しやすくゲームを支配できます。FWはワントップになるので、ポストプレーでボールを収める役割も期待されます。身長の高い選手やフィジカルに長けている選手を起用します。
最後に
3-4-3や3-6-1などもありますが、いまいちバランスがよくない模様。フォーメーションは在籍する選手の特徴によっても変わってきますので、練習試合などで試しておくことも大事になってきます。
またフォーメーションは昔とは変わってきています。今後、急激に変化することは少ないと思いますが、トレンドは知っておくべきですね。