サッカーにおいて試合中の90分間は一度も気を抜いてはいけない時間です。それはアウトオブプレーになった時にも同様のことがいえます。リスタートをチャンスにするため、失点につなげないためには攻守とも集中を切らしてはいけません。今回はリスタートの意味とポイントについて解説していきます。
リスタートとは
リスタート(Restart)とは、アウトオブプレーになった後に試合を再開させることで、素早く再開させたり守備の準備したりする場面で用いられるサッカー用語です。アウトオブプレーになると集中が切れ一息ついてしまうことがありますが、できるだけ素早く次のプレーの準備が必要になります。
フリーキック時には要注意
守備チームにとって特に注意しなければならないのは自陣内でのフリーキックです。直接ゴールを狙われることはもちろんですが、素早いリスタートにより準備ができていないうちにシュートを打たれる・攻め込まれるのが一番のリスクです。
そのため直接フリーキックでシュートを打たれそうなときには、ファウルを取られた直後すぐにボールの前に立ちブロックします。さりげなくボールの前に立たないとイエローカードをもらうこともありますので、その点でも注意が必要です。その後、壁との距離を正確に測るために主審が笛を吹きます。笛が吹かれると次に笛を吹くまでは再開ができませんので、改めて主審の指示に従いフリーキックの壁を作ります。
素早いリスタートがチャンスを生む
主審によるファウルの笛が鳴るとアウトオブプレーとなりプレーが中断します。プレーが中断されると集中が切れてしまい警戒を怠ります。攻撃チームとしてはチャンスですのでスペースがあれば素早くリスタートしてゴールを目指すべきです。
2015年に行われた日本代表のウズベキスタン戦ではゴールこそなりませんでしたが、見事なリスタートを見せてくれました。フリーキックで直接ゴールを狙うと見せ掛けて、早いリスタートにより相手守備を突破しています。
得点直後の失点
これもリスタートについて考えさせられる出来事のひとつでしょう。得点して喜ぶ選手を尻目にしっかりと反撃をする鹿島アントラーズの動画です。Jリーグの歴史に残る得点シーンですね。
まとめ
攻守ともにリスタートにはケアが必要です。試合を通して集中できるように心掛けるとともに、互いに声を掛け合い連携するようにするべきでしょう。