トレーニング

9つの部位を使ったリフティングについて。それぞれの難易度とコツを紹介

オン・ザ・ピッチ管理人
9つのリフティングと、それぞれの難易度とコツ

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リフティングとは手以外を使ってボールを地面に落とさずに繰り返し弾ませるサッカーの練習方法です。上手くなれば身体の様々な部位でリフティングができるようになります。

そこで今回は身体の9つの部位を使ったリフティングと、それぞれについてのコツとポイントを紹介していきます。

 

インステップキック:難易度★★

リフティングの基本はインステップキックですので、難易度は比較的易しいと思います。インステップキックは足の甲でボールを蹴る技術のことですが、サッカーの試合でも頻繁に使われますので、リフティングでしっかり練習して身に付けておかなければなりません。

インステップキックのコツ

インステップキックでのリフティングのコツは、足の甲を伸ばして水平になるようにしてボールをキックすることです。足の甲を伸ばすことで足が固定されますので、ボールを真っすぐ上に飛ばすことができます。

 

インサイドキック:難易度★★★

サッカーの試合で正確なパスをするときなどに役立つインサイドキックは、リフティングでは少し難しいです。足の内側(インサイド)でボールを蹴るため、股関節や膝が柔らかくないと真上に蹴り上げることができないのです。

インサイドキックのコツ

インサイドキックのリフティングは技術的に難しいことではないのですが、やはり身体の柔軟性は高めておく必要があります。インサイドキックでボールを真上に上げるには、少なくとも反対足の膝より高く足を上げることになりますので、日頃からストレッチをしっかりしておくことが大事です。

 

アウトサイドキック:難易度★★★

足の外側(アウトサイド)でのリフティングは、かなり難易度が高めです。また試合で浮いたボールをアウトサイドキックで扱うことはほぼないため、サッカーでの重要度は低く、あくまでアウトサイドでボールを扱う感覚を養うための練習ということになります。できるに越したことはありませんが、あまり多くの時間を費やすのはもったいないかもしれません。

アウトサイドキックのコツ

アウトサイドキックでボールを真上に上げるためには、腰くらいの位置まで足を上げる必要があります。膝はやや曲げた状態で、なるべく身体から近い距離でキックをするようにしてください。ボールと身体が離れてしまうと、ボールをコントロールしづらくなります。

 

つま先・指先:難易度★★

つま先・指先でのリフティングは、インステップキックと似ていますが、当たっている部位は大きく異なります。こちらもサッカーの試合で活かせることはほぼないと言えますが、リフティングで回数をこなす、または速くリフティングをする事ができるので、リフティングという練習においてはやりやすい部位です。

つま先・指先のコツ

ボールを高く上げずに、軽いタッチでボールを扱うとリフティングがしやすくなります。蹴るというより、すくい上げる感覚に近いです。

 

腿(もも):難易度★

リフティングで最も簡単な部位は腿(もも)ではないでしょうか。ボールとの接地面が大きく固定されているので、ボールをコントロールしやすいというの大きな特徴です。

腿(もも)のコツ

腿でのリフティングのコツは、上体を反らさずに、腿を水平になるようにしっかりと上げることです。足と比べて腿の場合は、ボールとの距離が近くなるので怖がって上体を反らしてしまうことがありますが、上手くできない大きな理由のひとつです。背筋を伸ばして垂直になるように意識しましょう。

 

頭(ヘディング):難易度★★★

頭(ヘディング)でのリフティングは難易度はそれほど高くはないのですが、ボールを怖がる年代にとっては難しいと思います。顔面の近くでボールを見なければならないので、目を瞑ってしまい、ボールにしっかりおでこを当てることができません。最初はビニールボールなどを使って練習をするなどの工夫をすると良いでしょう。

頭(ヘディング)のコツ

おでこが水平になるよう真上を向いて、顎を引いて、上体を軽く反らします。膝を軽く曲げて、おでこでボールが弾むように身体全体をクッションのように柔らかくします。

ヘディングが強すぎるとボールが高く上がってしまい、次のタッチが難しくなりますので、落ちてくるボールにおでこを当てるだけというのを意識しましょう。

 

肩:難易度★★★★★

肩でのリフティングはリフティングの中でも難易度MAXといっても過言ではないでしょう。こちらもサッカーの試合で使うことのない、リフティングで魅せるための技術ですので、あまり時間を掛けて練習するものではないというのは知っておいてください。

肩のコツ

肩は平らな部分がほとんどないので、ボールに対してピンポイントで当てなければなりません。ただ中心に当たりさえすれば弾んでくれるので、当てることだけを意識します。

 

かかと(ヒール):難易度★★★★

かかと(ヒール)でのリフティングも難しい部位ではありますが、アウトサイドキックに近いので、リフティングに慣れてくると練習すれば割とすぐにできるようになります。

かかと(ヒール)のコツ

ヒールキックというと身体の後ろで蹴るイメージですが、リフティングの場合はほとんど横になります。アウトサイドキックの要領で足の向きだけ変えて、踵(かかと)をボールに当てます。踵(かかと)も水平な部分がないので、ボールの中心にピンポイントで当てる技術が必要です。

 

まとめ

リフティングの難易度は、ボールとの接触面が広い部位は易しく、反対に狭い部位は高くなる傾向にあります。しかしボールをしっかり見ることができていれば、難易度が高くなってもできるようになりますので、繰り返しチャレンジしてみてください。

 

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