ゴールデンエイジ(Golden Age)、直訳すると黄金の世代です。育成年代では「黄金」と称されるほどに重要な年齢があります。今回はお子様を持つ親には是非知っておいてもらいたいゴールデンエイジについて紹介していきたいと思います。
ゴールデンエイジとは
ゴールデンエイジとは9才~12才くらいの年代(小学4〜6年生)のことで、生涯において最もスポーツにおける動きの習得に優れている時期といわれています。
スキャモンの発達曲線
ゴールデンエイジの理論の根拠となっているのが、アメリカの学者・スキャモンによる「スキャモンの発育曲線」です。スキャモンの発育曲線(上図)では、20歳の成人を100%として、4つの系統(一般型・神経型・生殖型・リンパ型)の発達をグラフで表しています。この中で特にスポーツに重要なのが神経型ですが、5才頃までに成人レベルの8割、12才頃までに成人レベルに達してしまいます。
即座の習得
他人がやっている動きを見ただけでできるようになることを即座の習得と呼び、ゴールデンエイジの大きな特徴になります。代表的なサッカーの練習方法であるリフティングも上達しやすく、ボールテクニックを磨くと良いでしょう。
プレゴールデンエイジ(3才~8才)
スキャモンの発育曲線の中でも神経型の発達が著しい3才~8才くらいまでの年代をプレゴールデンエイジと呼びます。様々なスポーツに挑戦させて基本的な体の動かし方を身に付ける時期と言われています。
ポストゴールデンエイジ(13才~15才)
ゴールデンエイジが終わる13才~15才くらいの年代をポストゴールデンエイジと呼び、神経の発達が成人レベルとなりますので、より専門的な動きを身に付けていきます。