サッカー漫画の代表格「キャプテン翼」は国内に留まらず、海外にも多くのファンがいます。サッカー経験者であれば、多くの人がドライブシュートをはじめとする必殺シュートに憧れ、練習しましたよね!
今回は、キャプテン翼の中でもややマイナーと思われる作品「ワールドユース編」について、あらすじとオススメのシーンをご紹介したいと思います!
目次
キャプテン翼といえば・・・
サッカーファンなら誰もが知っているといっても過言ではないキャプテン翼ですが、年代によって読んでいる漫画も異なりそう。ということで簡単にキャプテン翼について紹介してみます。
小学生・中学生時代
キャプテン翼は小学生・中学生時代を描いているのが最初です。サッカー好きなお父さん世代は大体読んでいることでしょう。若い世代はどうでしょうね。
1981年~1988年まで連載していたサッカー漫画の先駆けとも言える作品です。
高校生時代
今回の記事で紹介させていただくのは翼が高校生の話。ユースというのは高校生年代のことで、ワールドユース編なので日本代表としてキャプテン翼のキャラクター達が世界で戦うストーリーということですね!キャプテン翼 ワールドユース編は1994年~1997年に連載されたものの、途中で打ち切りとなってしまい、最後は駆け足での完結になっています。
プロサッカー選手時代
ワールドユース編での翼は中学を卒業するとブラジルに渡りプロになっていますが、更にその後も活躍が続いています。
- キャプテン翼 ROAD TO 2002(2001年~2004年)
- キャプテン翼 GOLDEN-23(2005年~2008年)
- キャプテン翼 ライジングサン
- キャプテン翼 KIDS DREAM
キャプテン翼 ワールドユース編はじまり
この物語の初めの主人公は、「葵新伍」という日本をワールドカップに出場させるのを夢見る青年となっています。単身イタリアにわたり、差別やいじめにあいながらも徐々に実力が認められ、活躍していくところから物語が進んでいきます。
一方「大空翼」は、ブラジルでサンパウロF.Cのエースとして活躍し、相変わらずのサッカー小僧ぶりを発揮していました。
vs リアルジャパン7
葵と翼が海外で奮闘する中、日本の高校サッカーを牽引してきた岬や日向らが、ワールドユースの日本代表選手として招集されます。
予選前の合宿で、自分たちこそが真の日本代表だと「リアルジャパン7」と呼ばれる選手たちが登場します。実は代表監督である賀茂監督が用意した選手たちなのですが、その選手たちと岬や日向ら代表選手たちと紅白戦を行います。
代表選手たちはことごとく敗れ、賀茂監督から岬や日向をはじめ主力7人が強烈なダメ出しを受け、合宿から離脱させられてしまいます。ちなみに7人とは岬、日向、早田、新田、次藤、立花兄弟の漫画ではおなじみの主力メンバーです。
また主力以外の残った選手たちは、その7人よりも使えないということで、合宿でさらにボロボロになるまで鍛えられるのでした。
修業の旅
今回オススメするシーンは、この主力メンバーたちがそれぞれ修業をし、パワーアップして代表に帰ってくるシーンです。
ちなみに主力がいない間、残りのメンバーと翼、葵、若林の活躍でなんとか一次予選を勝ち進んでいきますが、主力の一刻も早い復帰が待ち望まれる状況でした。
日向はポストプレーの習得と雷獣シュートの会得、岬は個人技を、早田は持ち味のカミソリサッカーに磨きをかけ、新田は非利き足でのシュート、次藤は持久力、立花兄弟はそれぞれの個人技をパワーアップさせて戻ってきました。
再度リアルジャパン7と紅白戦をし、今度は圧倒し賀茂監督も驚愕のプレーを見せつけ、見事全員代表に復帰するのでした。
ワールドユース本大会
本大会が始まってからの展開は、正直言ってかなり急ぎ足となります。準決勝のオランダ戦は新聞での結果発表のみとなっています。
これは後々、作者である高橋先生が打ち切り宣告をされてしまったと述べており、諸事情によるものだったと思われます。
本大会は主力メンバーが戻り、最強の日本代表となります。決勝は翼の恩師であるロベルト本郷が監督を務めるブラジルですが、最終的には延長戦までもつれ込み、全員の力を合わせ、翼のオーバーヘッドで3-2と下し、見事優勝で幕を閉じます。
まとめ
作品自体は打ち切りになってしまい、結果やや消化不良なものとなってしまっていますが、主力の選手たちがいなくなったときは、どうなるかとヒヤヒヤしました。しかし、パワーアップして帰ってきた主力選手たちの実力には非常に安心しました。それは「やっぱりこの7人がいないと!」と思わせてくれるものでした。主人公はもちろん「大空翼」ですが、それ以外の選手たちがしっかりと活躍するのがこの漫画の素晴らしい点ですね。
ぜひ、キャプテン翼ワールドユース編を手に取ってみてください!