サッカーの試合には欠かせないサッカースパイクですが、良いものだと高額ですしプレーにも大きく影響してしまいますので、慎重に選びたいところですよね。今回はサッカースパイクの選び方を紹介していきます。
失敗したくないスパイク選び
「弘法筆を選ばず」とも言いますが、今回の話は弘法でもなければ筆でもありません。なんとなくでいいやとテキトーにしてしまうと失敗してしまうことも増えるでしょう。そして、スパイク選びに失敗してしまうと様々なリスクに直面してしまいます。
金銭的なリスク
サッカースパイクの価格は安いもので数千円、高いものだと2万円弱くらいです。決して安くありませんので、なるべく買い替える必要がないように十分に検討する必要があります。「貧乏人の銭失い」といって安いもので済ませようとしていると、かえってお金を浪費してしまうこともあります。苦労を惜しまず、良質なスパイクを見つけられるように努力しましょう。
靴擦れなどケガのリスク
しっかりサイズのあったものを選ばなければ靴擦れをはじめとしたケガの元になります。ケガをしてしまうと試合中のプレーに影響してしまうことはもちろんですが、トレーニングにも支障がでてしまい、貴重な練習時間を無駄にしてしまいかねません。
試合では使い慣れたスパイクを使用するのはもちろんですし、トレーニングにおいても少しでも痛みを感じたら取り換えるようにした方がいいでしょう。
破損のリスク
ケガと同様にスパイクの破損は試合やトレーニングができなくなり、サッカー選手としてはかなりもったいない。壊れにくいスパイクを選ぶことはもちろんですし、破損したときのために2足目のスパイクも用意しておくべきです。これもできれば使い慣れたものが良いでしょう。
スパイク選びのポイント
実際に店舗に足を運ぶとたくさんのスパイクが置いてありますので、どのように選んでいいか分かりませんよね。そこでスパイク選びのポイントを紹介したいと思います。
デザイン
まずはデザイン。といってしまうと様々な意見があると思いますが、初心者にとっては最大のポイントでしょう。「カッコいい」スパイクを選ぶことはモチベーションの持続につながります。デザインは直感的に選ぶのもいいですが、チームのユニフォームがあればそれに合わせた方がいいと思います。最近はスパイクのカラーバリエーションも豊富にありますので、訪れた店舗になくてもネットで探してみてもいいですね。
サイズ
プレーに大きく影響するのがサイズです。自分の足にフィットするものを選びます。必ず店舗で試着することをお勧めします。成長期には大きめの靴を、と考えがちですがプレーに影響してしまっては元も子もなくなります。節約したい気持ちも抑えて、子供のため・自分のために最適な選択をしてください。
素材
スパイクの素材には人工皮革(じんこうひかく)と天然皮革(てんねんひかく)があります。
一般的に人工皮革は安価で普段のお手入れも少なく済みます。ただし天然と比較すると劣化が早いなどのデメリットもあります。
逆に天然皮革は高価で十分なお手入れが必要になりますが、しっかりと管理できていれば長持ちさせることができます。天然皮革には更にカンガルー革と牛革があります。サッカーではカンガルー革というのが一級品です。
機能
サッカーの戦術が進化しているように、サッカーのスパイクもまた進化しています。最新の機能を把握しておくことで、より良いスパイク選びの参考になるでしょう。
まず固定式と取替式があります。固定式だとスタッド(ポイント)が擦り減っていき、使い込むとズルズル滑るようになってしまいます。ストップとダッシュが繰り返されるサッカーにおいては致命的です。取替式であればスタッドを交換するだけでそれを防ぐことができます。ですが実際にはグラウンドの状況に応じて変える必要があります。これについては別途、紹介していきます。
次にスタッドの丸形とブレード型があります。一般的にはブレード型の方がグリップ力が強く硬い土のグラウンドに向いています。
最近ではハイカットスパイクもあります。捻挫をしないように足首まで包むようになっているスパイクです。捻挫は癖になりますので、気になる方は検討してみても良いでしょう。
その他にも足への負担が少なく疲れにくいものやインパクトのしやすいものなどがあります。自身のプレーの特徴にあわせたスパイク選びも必要になるでしょう。
まとめ
一流の選手は最高のプレーのために道具にも気を使う必要があります。一流ではないからなどと言い訳することなく、スパイクを選ぶことにも努力を怠ることなく真剣に取り組んでいきましょう。