ドリブルとはボールを保持すること、あるいは保持したまま移動することです。また保持するだけの状態をサッカーでは特にキープといいます。主にFWやMFが必要とする技術で、優れたドリブルができる選手ほど決定機を作りやすくチームにとって大きな武器となります。
今回はドリブルに必要な要素を大きく5つに分類しました。ドリブルを成功させるためにはどれも必要な技術ですので、トレーニングにより身に付けておくかなければなりません。
ボールコントロール
当たり前ですがボールを自身の意図通りに動かせなければドリブルになりません。特に相手との間合いを図り、奪われない位置にボールを置いておく・転がしておく技術が必要です。
また足元にボールを置きつつ、顔を上げて周囲を見ることも大事です。常にパスも選択肢にいれることでDFに対応を絞らせないことができます。
フェイント
フェイントは相手を欺くために①ボールを動かす・②足を動かす・③上半身を動かすことで成り立ちます。フェイントというとシザースのような大きな動作がイメージしやすいですが、キックフェイントやアウトサイドなどもフェイントの一種です。相手が予期しないプレーを心掛けることが大事です。
ボディバランス
サッカーでは身体の接触は避けられません。ドリブルしているのであれば尚更チャージの標的にされます。すこしの接触では倒れない、ボールコントロールを失わないフィジカルの強さが必要です。
スピード
相手を抜き去るにはスピードが必要です。スピードと言っても30mも10mも必要ありません。相手よりも1歩先に進むことができれば、ドリブルは勝つことができます。スピードはそれほど大きな要素になるといえるでしょう。
タイミング
DFはドリブルで相手を抜くことはありません。抜いてもチャンスにならないですし、ボールを奪われ失点のリスクが高いからです。逆にFWはチャンスがあれば積極的にドリブルで仕掛けるべきです。
タイミングについてはチームとしての戦術的な理解も必要でしょう。積極的に仕掛けていいのかどうかは、しっかりと話し合いがされるべきです。
まとめ
スピードのある選手はフェイントをしなくても突破できますが、走るスペースがなければ活かせません。ボディバランスがよくてもボールコントロールが悪ければボールを奪われるリスクは高いでしょう。どれも重要な要素でバランスよく身に付けていく方が望ましいと言えます。自身が得意とする形を見出しつつ、そのほかのプレーも磨いていきたいところです。